お風呂場の印象を変えるリメイクシートとは?DIYだとカビ対策はできない?
設備故障

お風呂場は、水垢が付着しやすく、カビも生えやすいため、劣化が進みやすい場所です。
賃貸物件では、お風呂が古く見えると部屋全体の印象が悪くなってしまう恐れがあるため、お風呂のリフォームを検討されているオーナーも多いのではないでしょうか。
しかし、お風呂を全面的にリフォームするとなると、改修費用は高額になります。
そこでおすすめしたいのが、リメイクシートを使ったDIYによるお風呂のリフォームです。
本記事では、貼るだけでお風呂の印象を大きく変えられるリメイクシートを使ったDIYとカビ対策についてご説明します。
1.お風呂にリメイクシートを貼るメリット
リメイクシートは、室内の壁や家具などに貼って、部屋のイメージを簡単に変えられるDIYアイテムです。
居室の壁に貼るタイプを思い浮かべやすいですが、お風呂の壁や床にも貼れるものも登場しています。
リメイクシートの活用は、リフォーム費用が高額になりがちなお風呂を簡単にきれいに見せる方法としておすすめです。
1)DIYで施工できるため、リフォーム費用を抑えられる
通常、壁紙を張り替えるとなると、材料費の他に職人さんの人件費が発生します。
しかし、リメイクシートはDIYでオーナー自身が簡単に施工できるため、材料費だけで改修ができ、リフォーム費用を節約できます。
2)簡単にお風呂のイメージを変えられる
リメイクシートには、木目調や花柄、タイル柄など、幅広いデザインがあります。
さらに、さまざまな色のリメイクシートが用意されているため、どのような雰囲気にしたいのかに合わせて適したデザインが選べます。
壁や天井の他、床もリメイクシートでリフォームをすれば、お風呂場全体のイメージを大きく変えられるでしょう。
3)リフォームにかかる時間が短い
業者にお風呂のリフォームを依頼する場合、見積もりや工事内容の打ち合わせ、材料の取り寄せや施工までに時間がかかります。
しかし、自分でDIYをする場合、リフォームシートと必要な道具さえ揃えれば、1~2日程度で作業を終えられます。
作業時間を短縮できる点は、リメイクシートによるお風呂場リフォームのメリットといえるでしょう。
2. DIYでお風呂にリメイクシートを貼る際の手順
お風呂にリメイクシートを貼る際には、次のような手順で作業を進めます。
1)壁や床、天井の面積を測る
まず、必要量のリメイクシートを準備します。
そのために、リメイクシートを貼る壁や床、天井の大きさを計測しましょう。
2)リメイクシートを選ぶ
お風呂に対応しているリメイクシートの中から、イメージに合うデザインを選び、計測に基づいた必要な量を準備します。
3)鏡や照明などを取り外し、全体を掃除してしっかり乾燥させる
お風呂の壁に設置されている鏡や照明、タオル掛けなど、リメイクシートを貼る際に邪魔になるものを取り外します。
また、リメイクシートを貼る面が汚れていたり、濡れていたりすると、リメイクシートが密着しにくく、カビの原因にもなります。
お風呂の壁、床、天井をきれいに清掃し、水分をしっかりとふき取って、完全に乾いた状態になるまで待ちます。
4)リメイクシートをカットする
リメイクシートを計測したサイズに合わせてカットします。
床に貼る場合は排水口の部分、壁や天井に貼る場合は換気扇の部分をカットしておくようにしましょう。
5)リメイクシートを貼り付ける
カットを終えたらリメイクシートを貼っていきますが、リメイクシートには、裏にシールが貼ってあるものとないものがあります。
裏にシールが貼ってあるタイプであれば、上の方のシールを少し剥がして貼り、ずれないように手で押さえながら、ヘラなどを使い、外側に向けて空気を抜いていきます。
一気に貼らずに、少しずつ剥離紙を剥がして貼り、空気を抜くという作業を続けていきます。
シールがないタイプのリメイクシートを選んだ場合は、壁や天井、床など、貼る面に接着剤を塗り、ヘラを使って均一に伸ばしていきます。
端からリメイクシートを貼り、ローラーで抑えながらしわを伸ばしていきます。
端部分はヘラを使ってしっかり空気を抜き、剥がれないように密着させましょう。
6)すき間をコーキングする
お風呂の壁と壁のつなぎ目、天井とのつなぎ目は、ゴム状の樹脂ですき間が埋められています。
これをコーキングと言います。
コーキングは、つなぎ目を目立たないようにするだけでなく、すき間からの水の侵入を防ぐ防水の役割があります。
リメイクシートを貼り終えた後も接着剤が乾くのを待って、壁や天井、床のつなぎ目、排水口などのすき間をコーキング剤で丁寧に充填します。
リメイクシートの内側にすき間があると、カビが生えやすくなるだけでなく、剥がれやすくなる恐れもあります。
最後は必ずコーキングをし、コーキング剤がしっかり固まって硬くなるまで乾かしておきましょう。
7)鏡や照明などを取り付ける
コーキング剤がしっかり乾いたら、事前に取り外した鏡や照明などを取り付けて元に戻します。
これでリメイクシートによるお風呂のDIYは完了です。
3.お風呂にリメイクシートを貼る際のカビ対策
湿気の多いお風呂にリメイクシートを貼る場合、どうしても気になるのがカビ問題でしょう。
しかし、事前にカビ対策を実施すれば、カビの発生を最小限に抑えることは可能です。
お風呂にリメイクシートを貼る際に気を付けたいカビ対策をご紹介します。
1)リメイクシートを貼る前の掃除を徹底する
床や天井、壁などにカビが残っていると、リメイクシートを貼った後に内側でカビが増殖する可能性があります。
リメイクシートを貼る前には掃除を徹底し、カビを残さないようにしましょう。
2)防水・防カビ加工のリメイクシートを選ぶ
お風呂に貼るリメイクシートであれば、防水タイプであることは絶対ですが、防カビ加工が施されているシートを選ぶと、カビの発生を予防できます。
3)防カビコーティングを行う
カビの発生を防ぐ、防カビコーティング剤の塗布もカビ対策には有効です。
リメイクシートを貼った後に防カビコーティングをすると、商品によっては数年間カビの発生を防ぐことができます。
ジェルタイプやスプレータイプのものが市販されているため、使いやすい方を選ぶと良いでしょう。
4)コーキングを丁寧に行う
リメイクシートのすき間から水分が入ると、カビが発生しやすくなります。
リメイクシートを貼り終えた後は、面倒でも必ず端部分をコーキング剤で充填し、すき間をしっかり埋めて、内側に水が入り込まないようにすることが大切です。
また、コーキング剤にも複数の種類があるため、必ず水回りに適したものを選び、さらに防カビ剤入りのタイプを選ぶとコーキング部分のカビの発生も抑制できます。
まとめ
お風呂全体のリフォームをするとなると、かなりの費用がかかります。
しかし、リメイクシートを使ったDIYによるリフォームであれば、あまり費用をかけずに、お風呂の印象を変えることが可能です。
お風呂の壁や天井、床などが新しくなれば、それだけでお風呂全体がよみがえったように明るく見え、内見者に良い印象を与えられるでしょう。
ただし、DIYでのお風呂のリフォームにはカビの心配があります。
今回ご紹介したように防水・防カビ加工が施されているリメイクシートを選んだり、すき間をしっかりコーキングしたりと、カビ対策は入念に行うようにしましょう。
その賃貸管理のお悩み…
ランドネットにお任せください!
- 1棟アパート・区分マンションの空室対策に特化
- 入居率99.01%(2025年1月1日現在)
- 首都圏メインに全国17エリアで管理
- 管理戸数8,939戸(2025年1月1日現在)
- 管理手数料は月額賃料の3.3%〜
満室経営を全面的にサポートします。
まずは『無料相談』をご利用下さい!