【空室対策】賃貸トイレのウォシュレット設置ガイド!手順や費用も解説
空室対策
賃貸住宅におけるウォシュレットの設置は、いまや定番となっています。
内閣府の調べによると、2020年3月時点での日本におけるウォシュレット(温水洗浄便座)の一般世帯普及率は80.2%です。
賃貸オーナーのなかには、ウォシュレットの設置や交換を検討している方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、ウォシュレットの取り付けや交換方法、設置費用などについてご説明します。
目次
1.ウォシュレットとは
ウォシュレットとは、温水洗浄便座のことです。
ウォシュレットは実は、システムトイレなどの製造販売会社であるTOTO株式会社が販売する温水洗浄便座の商品名です。
他社から販売されている温水洗浄便座は、シャワートイレやビューティートワレなどといった商品名が付けられています。
ウォシュレットは温水洗浄便座を代表するものであることから、ここでは温水洗浄便座を表す言葉としてウォシュレットを用いて説明をしていきます。
2.ウォシュレットに備えられている機能とは

ウォシュレットには、さまざまな機能が付けられています。
代表的なものをご紹介しますが、機能が増えるほどウォシュレットの価格は高くなります。
1)オート機能
人が近づくと自動でふたが開閉し、便座から立ち上がると自動で水が流れ、便器のふたも自動で閉まるといった機能です。
人はほとんどトイレに触れることなく用を済ませることができますが、正しく使用しないと故障しやすいというデメリットもあります。
2)節電、節水機能
ウォシュレットには便座を温める機能が付いており、使うときだけ瞬間的に電源を入れて温める節電式のウォシュレットも開発されています。
使用頻度の少ない時間を内臓のコンピューターが判別し、便座のヒーターを自動的に切る自動節電機能が付いているものもあります。
水流をコントロールするなどして、少ない水で洗浄できる機能を備えた節水力の高いウォシュレットも販売されています。
3)温風乾燥機能
お尻の洗浄が終わった後に、温かい風で濡れている部分を乾かす機能です。
トイレットペーパーをあまり使用せずに済みますが、温風乾燥機能が付いているものは価格が高い傾向にあります。
4)ノズルクリーニング機能
ウォシュレットのノズルのクリーニング機能には、使用後に自動でノズルをクリーニングするものや除菌水でノズルを洗浄するタイプなどがあります。
3.賃貸物件のウォシュレットの選び方

さまざまなメーカーから各種機能を備えたウォシュレットが発売されているため、どのようなウォシュレットを選んでよいのか悩んでしまうこともあるでしょう。
ここでは賃貸物件向きのウォシュレットの選び方をご説明します。
1)ウォシュレットが設置できるトイレ
まず、所有する物件のトイレがウォシュレットの取り付けが可能であるかどうかを確認しましょう。
背中にタンクのある一般的な洋式便器やワンピース型と呼ばれる背の低いタンクが設置されている洋式便器であれば、ほとんどの場合ウォシュレットの設置ができます。
タンクレストイレの場合は、ウォシュレット部分だけを交換することができません。
タンクレストイレのウォシュレットが故障した場合は、業者に修理依頼をする必要があります。
トイレに電源がない場合は電源を増設しなければならないため、自分でウォシュレットを取り付けることはできません。
そのほか、トイレの室内が狭い場合、ウォシュレットの取り付けに必要なスペースが確保できないとウォシュレットの取り付けは難しくなります。
2)賃貸向けのウォシュレットにはシンプルなものがおすすめ
ウォシュレットにはさまざまな機能が付いたものがありますが、高機能なものは価格も高く、さらに誤った使い方をすれば故障を招きやすくなります。
賃貸中に故障してしまえば、入居者にも不便を強いるだけでなく、修理費用もかかってしまいます。
賃貸物件に設置するウォシュレットであれば、洗浄機能が付いたベーシックなタイプのものがよいでしょう。
価格も抑えられ、さらに故障のリスクも抑えられます。
3)便器の大きさに合うウォシュレットを選ぶ
便器の大きさには、エロンゲートサイズと呼ばれる大型のものと、標準サイズがあります。
エロンゲートサイズのウォシュレットを標準サイズの便器に取り付けると、便座からはみ出てしまします。
反対に標準サイズ用のウォシュレットをエロンゲートサイズの便器に取り付けてしまうと、便器に対して便座が短くなってしまいます。
ウォシュレットを選ぶ際には便器の大きさを測り、サイズに合うものを選びましょう。
4.ウォシュレットを自分で取り付ける際に必要な道具と取り付け手順

ウォシュレットの取り付けはそれほど難しくはありません。
オーナーが自分でウォシュレットを取り付ければ、業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。
オーナーが自分で取り付ける場合に必要な道具と取り付けの具体的な手順をご紹介します。
1)ウォシュレットの取り付け・交換に必要な道具
ウォシュレットの取り付けや交換には、次の道具をそろえておくと安心です。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- スパナ
- モンキーレンチ
- 雑巾やタオル
2)ウォシュレットの取り付け手順
道具がそろったら、ウォシュレットの取り付けを行います。
ウォシュレットの取り付け作業は次の手順で進めていきます。
1. 止水栓を閉めて水を止める
初めに、トイレタンクの横側に付いている止水栓を閉めて水を止めます。
止水栓がハンドル式であればそのまま回し、うちネジ式やドライバー式の場合はマイナスドライバーを使って閉めていきます。
止水栓を閉め終わったら、一度トイレを流して、水が止まっているかどうかを確認しましょう。
止水栓を閉めても水が流れているようであれば、水道メーターの近くにある止水栓を閉めましょう。
2. 給水管を取り外す
水が止まったら、既存の給水管を取り外します。
スパナを使ってナットを回し、緩めていきます。
ウォシュレットの交換をする場合は、古いウォシュレット用の分岐金具も取り外します。
給水管を外すと、管の内部にあった水が零れ落ちる可能性がありますので、事前に雑巾やタオルなどを敷いておくと安心です。
3. 分岐金具とフレキシブル管を取り付ける
次は、止水栓にウォシュレットの分岐金具を取り付けます。
ウォシュレットに付属しているパッキンは、分岐金具と止水栓の間に挟むように接続し、スパナを使ってナットを締めます。
フレキシブル管とは柔らかいホースです。
スパナで下の部分を分岐金具に取り付け、上部をタンクに接続します。
4. 古い便座を取り外す
ほとんどの便座は便器の下からナットを使って固定されていますので、ナットを緩めて便座を外します。
ネジ式の場合はドライバーを使って外します。
5. ベースプレートを取り付ける
便座を固定していた穴にベースプレート用のゴムを差し込み、上にベースプレートを置いてネジでしっかりと固定します。
6. ウォシュレットを取り付ける
ベースプレートを付けたら、ウォシュレット本体を便器に取り付けます。
ベースプレートに本体を差し込み、しっかりはまっているか確認をします。
もし、しっかりとはまらない場合はベースプレートの設置をやり直してみます。
7. 給水ホースを接続する
ウォシュレットの取り付けが終わったら、給水ホースを分岐金具に差し込みます。
このとき、カチッと音がするまで差し込むように気を付けましょう。
ナットで締めるタイプのものは、しっかり締め付けを行います。
給水ホースの接続が終わったら、ゆっくりと止水栓を開けます。
8.電源を入れる
コンセントに電源プラグを差し込み、電源を入れればウォシュレットの取り付け作業は完成です。
水漏れがないかを確認し、水が漏れているようであれば再度水漏れ箇所の取り付けのし直しをしましょう。
5.ウォシュレットの取り付けにかかる費用とは

ウォシュレットを自分で取り付ける際にかかる費用は、道具代とウォシュレット本体の価格のみです。
ベーシックなタイプのウォシュレットであれば1万円台からホームセンターやネットショップなどに販売されています。
道具代を入れても2万円以内で設置工事を完了できるでしょう。
一方、業者に依頼する場合の取り付け費用は1万円程度になります。
また、古いウォシュレットを取り外して新しいものに交換する場合は、取り外しの工事も必要となります。
ウォシュレットの取り付け自体はそれほど難しくないため、業者に依頼をしても1台当たりの費用が大きく変わるわけではありませんが、数が増えればそれだけ費用もかかります。
できるだけ費用を抑えたいという場合には、自分でウォシュレットを取り付けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
日本の一般家庭におけるウォシュレットの普及率は8割を超え、今やウォシュレットは生活するうえで欠かせない設備になりつつあります。
ウォシュレットの設置は入居者の満足度の向上にもつながり、有効な空室対策となり得る可能性も。
ウォシュレットの取り付けはそれほど難しい作業ではないため、オーナーが自分で取り付け・交換をすることも可能です。
自分で取り付ければ、業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。
しかし、忙しくて自分で取り付けられない場合やトイレ内に電源がない場合などは、管理会社に相談し業者へ依頼することも検討してみるとよいでしょう。
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