アパートにゴミ置き場がないはマズイ?ゴミステーションをお得に設置する方法
近隣トラブル

自治会とアパート住人の間でのトラブルが増えていることから、アパートにごみ置き場の設置義務を課す自治体が増えています。
ごみ置き場が敷地内に設置されていないアパートは、入居者から避けられる傾向にもあるため、現在ではごみ置き場を設置しているアパートが増えています。
現に、自治体とアパートの住民間でトラブルが増えていることから、ゴミステーションを所有物件の設置してほしいと依頼があるケースもあります。
ですが、自治体に言われたからといって、ゴミステーション設置にはお金が掛かるもの。
お得につけたり、取り付ける際のデメリットはないのか?気になりますよね。
今回は、アパートにごみ置き場を設置することが有効な空室対策になる理由についてご説明します。
目次
1.所有アパートにごみ置き場の設置義務はあるのか?
最近では、ごみ置き場を設置しているアパートが増えています。
では、オーナーは所有するアパートにごみ置き場を設置する義務があるのでしょうか。
1)法律によるゴミ置き場の設置義務はない
原則として、アパートにごみ置き場を設置しなければならないという義務はありません。
自治会からアパートの住民がゴミ置き場を利用してもよいという許可を得られれば、アパートに住民用のごみ置き場を設置しなくても問題はありません。
その場合、住民は自治会が管理する所定のごみ置き場にごみを出すことになります。
2)条例によってアパートのごみ置き場の設置を義務付ける自治体が増加
一定戸数以上のアパートの場合、ごみ置き場(ゴミステーション)の設置を義務付ける条例を制定している自治体が増えています。
自治会が設置しているごみ置き場は、自治会の会費から設置され、清掃も自治会会員が行うなど、自治会で管理を行っています。
しかし、アパートの住人が自治会に入るケースが少ないために、自治会側からは自治会費も払わず、清掃にも参加せずにごみ置き場だけを利用しているといった不満が出るようになってきました。
そのため、自治体ではアパートの敷地内にごみ置き場を設置する条例を制定しているケースが増えているのです。
2.ごみ置き場がないアパートが空室対策に苦戦する理由4選
ごみ置き場であるゴミステーションをアパートが増えている今
ゴミステーションがないアパートは次のような理由から敬遠される傾向にあります。
そのため、ゴミステーションの設置は空室対策に有効だともいえるのです。
1)ゴミステーションのないアパートは女性の入居者から敬遠される
ゴミステーションが敷地になければ、所定のごみ置き場までごみを持って移動しなければなりません。
自治体によっては、中身が見えるごみ袋でなければごみを出せないルールがあります。
特に女性の場合、自分の生活のごみを透明や半透明の袋に入れて離れた場所まで運ぶことに抵抗を感じる人が少なくありません。
そのためゴミステーションのないアパートは女性に敬遠される可能性が高くなるのです。
2)共用部やベランダにごみが置かれ、内見時の成約率が下がる
アパートにゴミステーションがない場合、ごみを所定の場所まで指定の時間までに運ばなければなりません。
多くの場合、ごみ出しは朝の時間までにと決められています。
そのため、時間までにごみ置き場までごみを運べない人は、ベランダや廊下などにごみをため込むことになってしまいます。
なかなかごみ置き場まで運ばれないごみは、異臭を放つことにもなり、内見に来た人に不衛生な印象を与え、成約率に悪影響を与える可能性が出てきます。
3)仲介営業マンがゴミ捨てを説明する手間が増え、紹介が減る
不動産仲介会社では、物件の紹介をする際にごみを捨てる場所まで説明しなければなりません。
ゴミステーションがあるアパートであれば、内見時にゴミステーションの場所を説明すれば済みますが、ゴミステーションのないアパートの場合はごみ捨て場の位置を地図等で説明する必要があります。
ときには、ごみ捨て場まで案内しなければならないケースもあるでしょう。
ベテランの売れっ子賃貸営業マンはごみ問題などのトラブルになりそうな物件ほど、避ける傾向にあります。
これでは客付けの機会損失になりえます。
ゴミステーションのあるアパートであれば、このような手間はかからないため、仲介会社からの紹介が減ってしまうリスクもありません。
4)自治会と入居者が揉めてトラブルによる退去が発生する
入居者がごみ出しのルールを守らなかった場合、自治会と入居者の間でトラブルが発生する可能性があります。
ごみ出しを巡るトラブルによって入居者が退去してしまうと、空室が発生してしまいます。
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3.ゴミステーションを設置前に自治会へ届け出が必要
ゴミステーションを設置する際には、事前に自治体に相談し、ごみを収集するルートに加えてもらうように届け出をしましょう。
自治体によっては、ゴミステーションの面積のほかにも設置する土地の面積迄求められるケースもあります。
また、アパートの戸数や入居者数に比べて小さなサイズのゴミステーションの場合、ごみが入りきらない可能性があります。
あふれ出たごみは、カラスなどの野生生物に荒らされる可能性もあり、新たなトラブルに発展するリスクがあります。
ゴミステーションは余裕のあるサイズのものを設置するようにしましょう。
4.ゴミステーションをお得に設置するのと守りたいポイント
1)ゴミステーション設置の補助金を確認
ゴミステーションの設置に対し、設置費用の一部を補助する制度を設けている自治体もあります。
ゴミステーションの設置を検討する際には、アパートのある自治体がゴミステーション設置に対する補助金制度を用意していないか確認してみるとよいでしょう。
2)防犯カメラの設置もセットに考える
アパートのゴミ置き場を設置すると入居者の利便性は増えますが、同時に近隣住民からのゴミ置き場の不法投棄という新たなトラブルに悩ませれる可能性が出てきます。
最も効果的だと思われるのが、監視カメラ+張り紙です。
お金を掛けてゴミステーションを置くのは空室対策に加えて入居者満足度を改善が目的なはず。
新しいトラブルを巻き起こさない為に以下記事を参考に防犯カメラ設置も検討しておきましょう。
アパートに防犯カメラ設置で回避するトラブル事例とプライバシー対策
まとめ
ごみ置き場のないアパートは、現状、非常に少なくなっています。
ごみ置き場の設置を条例で義務付ける自治体も増えており、入居者自体もごみ置き場のないアパートを敬遠する傾向にあります。
ごみ置き場を設置していないアパートで2か月以上、空室期間が続くようであればゴミステーションの検討をしてみた方が良いかもしれません。
アパートのゴミステーションの設置方法には、いくつかの方法があります。
空室対策を兼ねてゴミステーションの設置を検討する場合には、どのようなゴミステーションの設置が望ましいか管理会社に相談してみるとよいでしょう。
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