【DIY賃貸オーナー向け】ウォークインクローゼット改修術
成功事例
ウォークインクローゼットはDIYで設置できることをご存じですか?
人が中に入れるほど、十分なサイズのあるクローゼットをウォークインクローゼットといいます。
衣類をハンガーで収納できるほか、バッグなどの荷物も収納できるというメリットがあります。
所有している服を一目で確認できるため、コーディネートもしやすいと、若い世代にはウォークインクローゼット付きの賃貸物件は人気となっています。
今回は、賃貸オーナー向けにDIYでウォークインクローゼットを設置する方法をご紹介します。
目次
1.DIYでウォークインクローゼットを設置するメリット
ウォークインクローゼットは、若い世代に人気の設備です。
ウォークインクローゼットのある物件は、収納家具を購入する必要がなく、衣類をたたまずに収納できるというメリットがあります。
そのため、ウォークインクローゼットを設置すれば空室対策として効果を発揮する可能性があるのです。
実は、ウォークインクローゼットの構造はそれほど複雑ではありません。
リフォーム業者に工事を依頼するのではなく、オーナーのDIYによってウォークインクローゼットを設置することができます。
DIYでウォークインクローゼットが設置できれば、低コストで空室対策を実施できるのです。
2.ウォークインクローゼットのDIY方法
では、早速賃貸オーナーが手軽にできるウォークインクローゼットのDIY方法をご紹介しましょう。
1)突っ張りタイプのハンガーラックを設置する
天井と床をポールで固定し、その間にポールを渡してハンガーラックを作れる製品が販売されています。
幅や高さは調整できるものが多いため、室内の大きさに合わせて自由な大きさに設定できます。
突っ張り棒を壁に渡す方法では、ポールにかけた衣類の重みを支えきれず、ポールが落下してしまう恐れがあります。
しかし、天井と床でしっかりとポールを固定できる製品であれば、横に渡すだけの突っ張り棒に比べると耐荷重も大きくなり、ポールがずり落ちる心配もなくなります。
DIYといっても特別な道具も必要なく、簡単に作業ができる点も魅力です。
フローリングの色と合わせた色味のハンガーラックを選べば、部屋と一体感が生じ、違和感のないウォークインクローゼットに仕上がります。
2)DIYで壁に棚板を設置する

棚板を付けると、たたんで収納しておきたいものやバッグなどもきれいに収納しやすくなります。
パイプ付きの棚板も販売されており、パイプ付きの棚板を用意すれば棚の上は小物置きにでき、棚の下をハンガーラックとして利用可能です。 棚板を設置する際には、壁に穴を開けることのないツーバイフォーの材木を使って簡単に柱を設置できるアイテムを使うと良いでしょう。
この方法であれば、いずれウォークインクローゼットを撤去したい場合や失敗を回避したい場合にもぴったりです。
必要になる材料は、柱固定用のパッド、ツーバイフォーの木材2本、棚柱、ブラケット、棚板です。 まず、取り付ける場所の天井の高さから、パッド分の厚みを引いたツーバイフォー材を2本用意します。
(パッドの厚みは、商品に記載されています。) ツーバイフォー材の上下にパッドを装着させ、壁に固定したら、棚柱をドリルで取り付けていきます。
次にブラケットを付けて棚板を乗せれば、簡単にウォークインクローゼットが完成します。
もう一枚、下の方に棚板を設置すれば、ハンガーラックの下にできた空間を有効に利用できます。
3)市販のクローゼットハンガーを設置する

市販の製品の中には、部屋に置くだけでウォークインクローゼットを実現できるものもあります。
上に紹介した方法の場合は、洋服やバッグなどを見せる収納として保管する方法です。
しかし、ウォークインクローゼットであれば、外から見えないように目隠しがあった方が良いと思う方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合は、扉やカーテンが設置されており、内側にハンガーラックが設置されているタイプの市販のクローゼットハンガーがおすすめです。
中には伸縮性があり、収納量に合わせて横幅を調整できるものや、キャスター付きで移動させやすいタイプもあります。 入居者の荷物の量に合わせて、大きさや場所を自由に変更できるため、使い勝手も良いでしょう。
市販のクローゼットハンガーは、DIYといっても説明に従って組み立てていくだけですので、手間をかけず気軽に設置が可能です。
部屋の雰囲気に合った色味やデザインを選べば、作り付けのクローゼットのように見える製品も販売されています。
4)カラーボックスを連結させるs

カラーボックスを組み合わせて連結させたり、並べたりしても収納を作ることができます。
ハンガーラックの横や下に、縦置きや横置きで設置すると収納部分が増えて便利です。
カラーボックスを2つとステンレスパイプを使うとミニクローゼットもDIYで作成できます。
まず、縦型のカラーボックスを、少しのすき間を空けて2つ並べ、カラーボックスの間にドリルでステンレスパイプを固定します。
次に、カラーボックス2つとパイプ全体をカバーする天板を上部に固定すれば、収納付きのハンガーラックになります。
ただし、カラーボックスの場合、耐荷重に不安がありますのであまり長いパイプを使用すると重さに耐えきれない可能性があります。
パイプを設置する際には短めのパイプを設置しましょう。
まとめ
ウォークインクローゼットは荷物をすっきり収納でき、収納家具を購入せずに済むために賃貸物件で人気の設備となっています。
特に、洋服をたくさん持っている女性の場合は、収納が充実している賃貸物件を好む傾向が強くなります。
今回ご紹介した方法は、手軽にDIYでウォークインクローゼットを設置できる方法です。
本格的なリフォームを行う場合は、業者に依頼しなければならないため、材料費のほかに人件費もかかり、キャッシュフローが悪化してしまう可能性があります。
市販のクローゼットハンガーや突っ張りタイプのハンガーラックであれば、組み立てるだけで簡単にお部屋の雰囲気を変えられ、収納を充実させられます。
本格的にウォークインクローゼットを設置したい場合は、壁に棚板を設置する方法でDIYをしてみると良いでしょう。
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