賃貸管理を委託するなら管理会社は【大手】と【地元】のどっち?
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賃貸管理会社には、地域に根差して事業を展開している地元の管理会社と、広いエリアで事業を展開している大手の管理会社があります。
賃貸管理を委託するなら大手と地元のどちらの方が良いのか、判断に迷うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、地元と大手の不動産管理会社のメリットとデメリットについてご説明します。
目次
1.地元の賃貸管理会社のメリット・デメリット
地元と大手の賃貸管理会社の違いを知るために、まずは地元の賃貸管理会社のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
1)地元の賃貸管理会社のメリット
地域に根差した事業活動を行っている地元の賃貸管理会社は、地域の特性や客層を熟知しています。
長年にわたり、地域に根差した事業を営んでいれば地域社会との太いネットワークを構築しているため、さまざまな情報を把握しているはずです。
例えば、近くにライバル物件が建つ予定や周辺エリアの犯罪情報などをいち早く入手していることも多く、エリアの状況に合わせた空室対策のアドバイスなども行ってもらえるでしょう。
物件と物理的に近いエリアにオフィスがあるため、万が一のトラブルの際に対応してもらいやすいといった面もメリットです。
また、従業員数も少ないことが多いため、一人の担当者が長く対応をしてくれる可能性が高く、相談などもしやすい場合が多いでしょう。
2)地元の賃貸管理会社のデメリット
地域に根差した賃貸管理会社のデメリットとしては、昔ながらのやり方を踏襲している場合が多い点です。
オンラインで利用できる管理ツールなどは導入されていない可能性が高いでしょう。
また、地元の賃貸管理会社は小規模な会社であるため、入居中にトラブルがあった場合、夜間や休日などは対応できないケースが多くなります。
2.大手の賃貸管理会社のメリット・デメリット
全国に支店を展開している大手の賃貸管理会社のメリットとデメリットをご紹介します。
1)大手の賃貸管理会社のメリット
大手の賃貸管理会社は、営業エリアが広いためにそれだけ管理物件の戸数も多くなり、ノウハウを豊富に保有しています。
賃貸管理のマニュアルに沿った管理が行われているため、一定の質を保ったサービスを受けられます。
休日や深夜の時間帯も入居者からの問い合わせを受け付けているところが多いため、入居者の不満も低減できるでしょう。
管理ツールも導入しているため、オンライン上でオーナーが物件の情報や収支などを確認できるケースが多く、効率よく物件情報の管理ができる点もメリットです。
さらに、オプションで設備故障時に無料で修理や交換ができるサービスを用意しているケースもあります。
設備故障時に素早い復旧が可能になるため、入居者の満足度もアップさせられ、オーナーは急な出費を抑えられるというメリットがあります。
2)大手の賃貸管理会社のデメリット
組織が大きく、さまざまな面においてルールが整備されているため、イレギュラーな対応を依頼した場合には、柔軟な対応は難しくなってしまう可能性があります。
また、客付けに関しては地元の不動産仲介会社に紹介を依頼するため、管理会社の担当者が入居者に会うケースはほとんどありません。
そのため、書類上での入居審査はできても、入居者の風貌や態度などを判断するのは難しくなるというデメリットがあります。
3.賃貸管理会社を選ぶ際のポイント
地元と大手の賃貸管理会社のメリットとデメリットをご紹介してきました。
地元の賃貸管理会社が持つ地域の情報量の豊富さは地元の会社ならではの強みであり、大手の賃貸管理会社の持つ賃貸管理のノウハウは大手ならではの強みです。
しかし、賃貸管理会社を選ぶ際には、地元か大手かという企業規模以外にも着目しなければならないポイントがあります。
管理会社を選ぶ際にチェックしたいポイントを4つご説明します。
1)複数の賃貸管理会社から話を聞く
地元の賃貸管理会社には地元企業ならではの魅力があり、大手の賃貸管理会社には大手ならではのメリットがあります。
また、会社によって提供しているサービスや強みも変わってきます。
賃貸管理会社を選ぶ際には、複数の賃貸管理会社から話を聞き、サービス内容や管理体制、賃貸管理手数料などを比較したうえで安心して物件の管理を依頼できる会社を選ぶようにしましょう。
地元に任せるか大手に任せるかを悩んでいる場合も、それぞれの管理会社の話を聞くと、両者の違いが比較しやすくなるはずです。
客付けが自社付けか、プロパティーマネージメント型か
不動産管理会社の中では自社の管理物件を自ら客付けする自社付け型と、管理物件を複数の会社に依頼するプロパティーマネジメント型の2種類あります。
自社付けのメリットとしては、責任感が高い・成約すれば確実に利益が得られるため客付けが熱心の場合が多いのがメリット。
上記のケースは地元の不動産会社に多いケースです。
ただし、デメリットとしては複数の会社に情報がいきわたらない為、内見数が少ない傾向です。
中には他社に物件の存在を知られない為に大手ポータルサイトに掲載しない会社さんもあります。
また少し古いのですが、2019年にSUUMOの2019年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)を発表!によると契約までの物件案内数が4.9件→2.7件に減少している調査があります。
つまり、お問合せをする回数と、訪問する不動産会社の数が減っていると同じことです。
内見数を確保する為には、複数の不動産会社にあなたの物件が広告で掲載されることがとても重要になってきている為、よっぽどの理由がない限り、プロパティーマネジメント型をお勧めします。
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2)客付け能力の高さは、賃貸管理を委託するうえで重視すべきポイント
地元の賃貸管理会社であっても、大手の賃貸管理会社であっても、客付け能力が低ければ賃貸経営はうまくいきません。
地元の賃貸管理会社は、地元の特性を活かした客付けが上手であり、大手の賃貸管理会社では豊富な実績から培ったノウハウを活かした客付けが可能です。
しかしながら、客付け能力の高さは管理会社によって違います。 客付けに自信のある会社であれば、管理する物件の入居率をしっかりと数字で表しているはずです。
反対に、自社管理物件の入居率を公開できない、あるいは数字で表していない場合は、客付け能力が低かったり、客付けを重視していなかったりする可能性が高くなります。
管理会社を選ぶ際には、入居率の高さを確認し、客付け能力の高い管理会社を選ぶようにしましょう。
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3)サービス内容を比較し、ニーズに合ったプランを選択する
賃貸管理会社によって、提供しているサービスの内容は違います。
入居者から問い合わせがあった時の受け付け体制はどのようになっているのか、設備トラブルが発生した場合はどのような対応を取るのか、事前に管理体制の確認をしておきましょう。
万が一、家賃の滞納があった場合にはどこまでの対応を依頼できるのかについても、事前に確認しておくことが大切です。
例えば新築のマンションで設備が新しいために、設備保証プランは要らないというケースがあれば、経年劣化に備えて設備故障時にすぐに対応できるプランに入っておきたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
提供しているサービスの内容を確認し、自分のニーズに合ったプランを提供している管理会社を選ぶようにしましょう。
4)信頼できる担当者か
賃貸管理会社を選ぶにあたっては、管理体制や提供しているサービスの内容に加え、担当者との相性も大切です。
どんなに自分に合っている管理プランを提供している会社であっても、担当者の対応に疑問を抱く場合には、今後、管理会社と良好な可能性を築くのは難しいかもしれません。
希望や意見にしっかりと耳を傾けているか、質問に対しては明確に回答しているか、依頼した内容にはすぐに対応できるかなど、担当者が信頼できる人物であるかもしっかりとチェックしましょう。
まとめ
地元の管理会社と大手の管理会社には、それぞれにメリットとデメリットがあります。
地元の管理会社の場合は、そのエリアの情報を熟知しており、イレギュラーな依頼をした場合でも柔軟に対応してもらいやすいといった魅力があります。
一方、大手の賃貸管理会社では管理体制が安定しており、管理ツールなどを使った効率的な賃貸経営が可能になるというメリットがあります。
大手の管理会社が良い、地元の管理会社の方が良いといった具合に会社の規模だけでどちらの方が良いと判断することは難しいのが現状です。
客付け能力の高さや提供しているサービスの内容、担当者の質なども考慮しながら、複数の会社から話を聞き、ご自身の考えや所有する物件の状況にあった管理会社を選ぶようにしましょう。
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