【押入れDIY】クローゼットにリフォームする方法と改修費用は?

原状回復

和室タイプの賃貸アパートには押入れがあります。

かつては、布団で生活する人が多かったため、日本の収納と言えば押入れでした。

しかし、今は和室であってもベッドを利用する人が多く、布団の収納に便利な押入れよりも洋服やバッグなどを収納しやすいクローゼットの方が人気です。

押入れは布団を収納することを前提としているため、奥行きもあります。

リフォームすれば十分な大きさのクローゼットに生まれ変わらせることが可能なのをご存じでしたでしょうか?

では、押入れをクローゼットにリフォームするにはどのような方法があるのでしょうか。

今回は、オーナーが自分で押入れをクローゼットにリフォームする方法とその費用についてご説明します。

1.押入れとクローゼットの違いとは

押入れをクローゼットにリフォームする前に、押入れとクローゼットの違いについて確認しておきましょう。

1)押入れとは

押入れとは、布団などの寝具を収納するための場所です。

一般的には上下2段に分かれており、襖が付けられています。 布団を入れるために奥行きがあり、幅も広いという特徴があります。

押入れのメリットは多くのものを収納できる点ですが、反対に奥行きが深いために奥まで手が届きにくく、スペースを有効活用しにくいという問題も。

加えて、押入れの襖はどうしても和風の雰囲気を醸し出すため、見た目に古さを感じさせてしまうケースもあります。

2)クローゼットとは

クローゼットとは衣類を収納するための場所です。

クローゼットの中にはパイプが設置されていることが一般的で、衣類をハンガーにかけて保管できます。

押入れと比較すると奥行きが浅く、収納量の面では押入れに負けますが、衣類など中のものを取り出しやすく、整理しやすいというメリットがあります。

クローゼットには襖ではなく開閉できる木製の扉が付けられていることが多く、部屋も洋風なイメージとなります。

2.DIYで押入れをクローゼットにリフォームするメリットとは

オーナーが自分で押入れをクローゼットにリフォームする最大のメリットは、費用を安く抑えられる点でしょう。

業者に依頼して押入れをクローゼットにリフォームする場合は、さまざまなパターンのリフォームができます。

しかし、業者にリフォームを依頼するとその費用は高くなります。

襖2枚分の押入れをクローゼットに変更する場合のリフォーム費用の目安は、10万円~20万円程度です。

1戸あたり20万円の費用がかかれば6室の場合は120万円、10室の場合は200万円の費用がかかります。

一方、DIYで押入れをクローゼットにする場合は数万円の材料費だけに抑えられます。

3.DIYで押入れをクローゼットに変える方法とは

業者に依頼した場合は、押入れを棚とクローゼットに分けるなど、さまざまなリフォームの方法が考えられます。

しかし、押入れを自分でクローゼットにリフォームする際は、難易度を高めてしまうと失敗のリスクも高まってしまいます。

DIYでリフォームする際には、押入れの形をそのまま利用したシンプルなクローゼットに仕上げるとよいでしょう。

DIYで押入れをクローゼットにリフォームする手順をご紹介します。

1)押入れの仕切り板をなくす

押入れには、上下を仕切る板が設置されています。

クローゼットに変更する際はこの板を取り除く必要があるため、まずは釘抜きで釘を抜き、板を外します。

仕切り板が外れたら、仕切り板を支えていた柱も釘抜きやバールなどを使って外していきます。

2)押入れ内部の補修をする

押入れは湿気が溜まりやすいため、奥の方にカビが生えていたり、汚れが目立ったりする場合もあります。

カビや汚れを除去し、破損している箇所があれば必要に応じてコーキングやパテなどを使って隙間や穴を埋めていきます。

表面が平らになったら壁紙を貼ったり、ベニヤ板を貼ったりすると内部の見た目が綺麗に整います。

3)床を補強する

押入れの床には、薄いベニヤ板だけが貼られていることが多く、そのままではクローゼットに変更した際に荷物の重さで床が抜けてしまう恐れがあります。

リフォームする際には押入れの床にフローリングなどの床材を貼り、補強をしておきましょう。

4)クローゼット仕様に変更する

押入れに突っ張り棒を付ければ、簡単にハンガーかけとして利用できますが、衣類の重さによって突っ張り棒が下がってくる可能性もあります。

しっかりとしたハンガーパイプを設置したい場合は、止めネジ付きの長ソケットを使ってステンレスのパイプを取り付けるとよいでしょう。

その際、下地のない場所ではベニヤがはがれてしまう恐れがあるため、下地チェッカーなどを使って柱がある場所を確認し、固定できる箇所を調査してから取り付けをしてください。

襖を外した箇所にはカーテンレールを設置してカーテンで目隠しをしたり、ホームセンターなどで販売されているクローゼットドアを取り付ければ完成です。

4.DIYによる押入れリフォームの注意点

オーナーが自分で押入れをクローゼットにリフォームするときには、次のような点に気を付ける必要があります。

1)床の補強が必要

建物によっては押入れ部分の床も下地がしっかりと組まれている物件もありますが、多くの場合、押入れ部分は布団を収納する場所として設計されているため、薄いベニヤ板が貼られているだけの構造となっています。

クローゼットとして利用する場合は中板もなくすので、収納している荷物の重量を床だけで支えるようになります。

床の強度が足りなければ、荷物の重さに耐えきれず、床が抜けてしまう可能性があるため、押入れをクローゼットにリフォームする際には床の補強を忘れないようにしましょう。

2)湿気対策も忘れずに

押入れは、開け閉めされることが少ないこともあり、カビが発生しやすい環境です。

押入れをクローゼットにリフォームする際には、結露防止シートや断熱材などを利用して結露対策を施すようにしましょう。

通気性をよくするためにクローゼットドアを取り付けるときは、ルーバー付きのものを選ぶと湿気がこもりにくくなります。

3)DIYは手間暇がかかる

押入れをクローゼットにリフォームすれば、すっきりとした部屋の印象に変わります。

しかし、押入れの仕切り板を外したり、床を補強したりといった作業には時間と労力がかかります。

リフォーム後の廃材はそのまま廃棄できないケースもあるため、小さくカットしたり、釘を一本ずつ抜いたりとリフォームを終えた後の廃棄作業にも手間がかかります。

忙しいオーナーや手軽にリフォームをしたいと考えるオーナーは、DIYだけを検討するのではなく、管理会社に相談して業者に見積もりを依頼してみるとよいでしょう。

業者と相談すればより良いリフォームのアイデアを提案してもらえる可能性もあります。

まとめ

押入れはたくさんの荷物を収納できるメリットがありますが、ベッドでの生活が増えている現在では布団をしまえる押入れよりも、衣類を中心に収納できるクローゼットの方が人気です。

押入れ内の仕切り板をなくし、クローゼットとして使えるハンガーパイプを設置すれば、十分な広さのクローゼットに生まれ変わらせることができます。

仕切り板や柱を外す作業は、結構な重労働となりますが、自分でクローゼットに作り替えればリフォーム費用を安く抑えることができます。

DIYがお好きな方やリフォーム費用を節約したいという方は、ご自身で押入れリフォームに取り組んでみてはいかがでしょうか。

尚、和室全体のリフォームについては【和室から洋室へのリフォーム】費用や空室対策のポイントを解説をご覧ください。

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監修者
稲田 正太【株式会社ランドネット】
稲田 正太【株式会社ランドネット】
賃貸仲介の会社で営業を4年間経験。入居者目線を取り入れた賃貸管理の提案で満室経営に導く!【資格】宅地建物取引士・土地活用プランナー【不動産業界歴】9年

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