「アパートで虫が発生」原因と対策を解説!オーナーの費用負担は?

原状回復

賃貸アパートでは、ゴキブリやハエ、蜘蛛などの虫が発生することがあります。

また、木造のアパートの場合はシロアリの被害にあうケースもあるでしょう。

虫が頻繁に発生するようであれば、虫が苦手な入居者が退去してしまうリスクもあります。

また、シロアリの場合はアパートの躯体にダメージが発生する可能性もあり、適切な対策が必要になります。

今回は、賃貸オーナーとして知っておきたい虫の発生原因と、虫が発生した場合の駆除方法などについてご説明します。

1.賃貸アパートに害虫が発生する原因とは

賃貸アパートに虫が発生する場合、さまざまな原因が考えられます。

1)1階に飲食店やコンビニが入っている

アパートの1階部分に飲食店やコンビニなど、食べものを扱う店が入居している場合は、生ゴミも多く出るために、ゴキブリやハエなどの虫が発生しやすくなります。

2)アパート周辺に自然が多い

アパートの周辺に公園があったり、草むらがあったり、自然の多い環境の場合には、蜘蛛やアリ、蚊などの虫も多く生息しています。

玄関のドアやベランダ側の窓を開け閉めしたりする際に、虫が室内に入り込みやすくなるでしょう。

3)排水管に不具合が生じている

キッチンのシンクや洗面所、浴室などの排水管の詰まりや排水トラップに不具合が起きていることが原因で、コバエなどの害虫が発生するケースがあります。

4)ゴミが放置されている

生ゴミなどが部屋やベランダなどに放置されている場合、ゴキブリやハエなどの害虫が発生する可能性があります。

5)建物が老朽化している

木造のアパートで、老朽化していたり通気性の悪い状態にあったりする場合は、シロアリが発生しやすくなります。

2.害虫駆除の費用はオーナー負担になる?

1、2匹程度の虫が出た場合は、その都度、駆除をすれば問題ありません。

しかし、大量の害虫が発生した場合や、害虫の発生が続いている場合などは、害虫駆除の業者に依頼し、虫を退治してもらわなければなりません。

では、害虫駆除の費用はオーナー負担になるのでしょうか。

1)オーナー負担で害虫駆除をしなければならないケース

入居後すぐに害虫が発生した場合は、入居する前から虫が発生する原因が、室内にあったと考えられます。

このような場合は、オーナー負担で害虫駆除をしなければならないでしょう。

 

2)入居者が駆除費用を負担するケース

ゴミを室内やベランダなどに放置したことで虫が発生した場合や、排水溝の掃除を怠ったために虫が発生した場合などは、入居者の善管注意義務違反となります。

入居者の不注意が原因で害虫が発生した場合の駆除費用は、原則として入居者が負担します。

また、近隣の入居者がゴミをため込んでいたために別の部屋に害虫が発生した場合などは、害虫が発生する原因を作った入居者に駆除費用を請求することができます。

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3.害虫が出た場合の駆除方法

所有するアパートで害虫が発生した場合の駆除方法には、次のような方法があります。

1)ゴキブリ

ゴミ捨て場などが原因の場合は、清掃を徹底したうえで、殺虫剤などを使って駆除をします。

また、ゴミ置き場などには外にも置けるゴキブリ駆除用のエサ剤を設置しておいてもよいでしょう。

ただし、浴室などに発生する場合は配管内を移動している可能性があるため、駆除業者に依頼をした方が賢明です。

2)アリ

アリが室内で行列をなしているような場合は、壁などに隙間が生じている可能性があります。

侵入口を突き止め、殺虫剤などを使って駆除をしてみましょう。 ただし、侵入口が特定できない場合は、効果的に駆除することが難しいため、専門業者への依頼が必要です。

3)ハチ

軒下などにハチの巣ができた場合は、オーナーに駆除の責任があります。

ハチを駆除する殺虫剤も市販されていますが、スズメバチなどの場合は刺される可能性もあり、非常に危険です。

ハチの種類を見極め、危険性が高い場合には駆除業者に依頼しましょう。

また、自治体によっては駆除に対応してくれるところもあります。

自治体がハチの駆除に対応しているようであれば、自治体に連絡をして駆除を依頼するとよいでしょう。

4)シロアリ

シロアリは、床下の湿った木材をエサに繁殖します。

そのため、浴室やキッチンなど水場の床下は被害が出やすい場所です。

シロアリを放置しておくと、床がきしんだり、建物が歪んでしまったりする可能性があります。

シロアリを退治する薬剤も市販されていますが、市販薬だけでは完全にシロアリを駆除できないケースがあります。

シロアリによる被害を最小限に抑えるためにも、シロアリが発生した場合は専門業者に駆除を依頼した方が安心でしょう。

4.害虫を発生させないためにできること

害虫を発生させないためには、定期的な清掃やメンテナンスが欠かせません。

ゴミ置き場などの清掃は徹底し、収集日以外にゴミを置かないように入居者にもルールを守るようにお願いしましょう。

また、退去のタイミングで排水管の清掃を行い、部屋の害虫駆除をすることも害虫の発生防止には効果的です。

忙しく、オーナーによる定期的な清掃が難しい場合は、管理会社に相談してみるとよいでしょう。

まとめ

アパートでゴキブリやコバエなどの害虫が発生すると、入居者に悪い印象を与えてしまいます。

入居してすぐに害虫が発生している場合、1階が飲食店やコンビニなどであるために害虫が発生している場合などは、オーナーの責任で害虫駆除をしなければなりません。

市販の殺虫剤などを使って、オーナー自身が害虫を駆除することもできますが、完全に駆除するためには専門業者に依頼した方が安心でしょう。  

害虫が発生すれば駆除費用も発生し、入居者の心象も悪くするため、できれば害虫が発生する前に対策を講じておきたいものです。

害虫の予防には、日頃の管理が何よりも重要になります。

忙しく、オーナー自身の管理が難しい場合には、ぜひ賃貸管理の豊富な実績を持つ弊社にお任せください。

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