水回りの交換はいつがベスト?賃貸設備のリフォーム時期を一挙に解説

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所有するアパートやマンションの築年数が古くなり、空室が増えてきたという場合、水回りのリフォームを検討した方がよいかもしれません。

空室対策としては、外壁など外側の見た目を整えることも大切ですが、室内のリフォームも有効です。

特に水回りは湿気がこもりやすく、汚れも付着しやすいために、劣化が進みやすい箇所となります。

そこで今回は、賃貸物件の水回りリフォームについての交換を検討すべきタイミングやリフォーム費用の相場についてご説明します。

1.水回りの交換を検討すべきタイミングとは

水回りの設備は、しっかりとメンテナンスをしていけば長持ちさせることも可能です。

しかし、賃貸物件では日ごろのお手入れは入居者に任せることになるため、オーナーができるメンテナンスには限界があります。

また、水回りは目に見える部分だけでなく、給排水管などシンクや洗面台の下に隠れている部分も含まれます。

これらの配管は、時間の経過とともに劣化していき、耐用年数が経過してしまうと亀裂が入って水漏れを起こしてしまう可能性もあります。

汚れが付着すると悪臭の原因となったり、害虫の発生を招いてしまうリスクもあるため、水回りのリフォームはタイミングが重要になります。

 

 

水回りの交換検討すべきタイミングは、築20年~23年前後がおすすめ

なぜなら、水回りの設備の耐用年数がおよそ10年のものから最長でも20年程度だからです。

水回りの設備は、設置から20年以上が経過すると見た目に問題がなくても配管部分やパッキン部分などが劣化し、トラブルを招く可能性があります。

建築から最長でも23年前後で水回り交換することに前向きに検討したほうが良いでしょう。

2.賃貸の水回り設備によるリフォーム費用の相場一覧

水回りのリフォームの重要性は理解しても、気になるのは工事費用ではないでしょうか。

ここでは、水回りのリフォーム工事の費用相場をご説明します。

工事の内容や導入する設備によって費用は前後しますが、水回りのリフォーム工事費用の目安として参考にしてください。

1)台所のリフォーム費用の相場

単身者層向けの物件に設置されているセパレートタイプのキッチンやミニキッチンの価格はおよそ10~30万円程度です。

ここに、搬入や組み立ての費用、古いキッチンの解体・処分費用、給排水工事費用など、工事費用が15~20万円程度かかります。

キッチンの価格と工事費用を合わせると、台所のリフォーム費用の相場は25~55万円程度です。

2)お風呂のリフォーム費用の相場

お風呂は、水回りの設備の中でもリフォーム費用が高くなる場所です。 お風呂は湿気がこもりやすく、髪の毛やせっけんカスなどの汚れも溜まりやすいことから、劣化が進みやすくなります。

コーキング部分が劣化してしまうと躯体に水が伝わり、木部の老朽化が進んでしまうケースもあるため、浴室はタイミングを見逃さずにリフォームすることが大切です。

ユニットバスを交換する場合にかかる費用は50~100万円程度が目安となります。

かつては、単身者層を対象としたアパートやマンションでは、3点ユニットバスが多く採用されていましたが、現在では敬遠される傾向にあります。

お風呂のリフォームを検討するのであれば、より空室対策の効果を高めるために、トイレと浴室を分けることも検討してみてもよいでしょう。

3点ユニットバスを分離する場合のリフォーム費用は安くて60万。
最も高くなると最大で180万円程度かかってしまいます。

3)洗面台のリフォーム費用の相場

洗面台の交換や取り付けにはそれほど費用がかかりません。

床材の交換を含めても洗面台のリフォーム工事費用の目安は、15万円程度になるでしょう。

若い女性にとって新しい洗面台は魅力的に映ります。 洗面台のリフォームをするのであれば、機能性はもちろん、おしゃれな雰囲気も重視して洗面台を選んでみましょう。

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4)トイレのリフォーム費用の相場

和式トイレは、若い世代はもちろん、足腰が弱くなってきた中高年世帯にも敬遠されがちです。

和式トイレを設置しているようであれば、洋式トイレにリフォームすることをおすすめします。

和式から洋式へのリフォーム工事は、床の段差を解消しなければならないなどの工事も発生するため、リフォーム工事費用は20~50万円程度になります。

  一方、洋式の便器を交換するだけのリフォーム工事の場合はそれほど費用はかかりません。

温水洗浄機能が付いていないシンプルな便器であれば、リフォーム工事費用は2~5万円程度です。

しかし、今は温水洗浄機能が付いているトイレが一般的になっており、リフォームをするのであれば温水洗浄便座や便座暖房機能が付いている便器を設置した方がよいでしょう。

温水洗浄機能の付いた新品に交換する費用は10~20万円程度となります。

3.水回りのリフォーム工事をする際の注意点

水回りのリフォーム工事には費用がかかります。

費用をかければ、水回りが新しくなり、入居者も獲得しやすくなるでしょう。

しかし、リフォームに費用をかけた分を家賃で回収できなければ、収支は悪化してしまいます。

水回りのリフォーム工事を行う際には、費用対効果を考えたうえで、リフォームの内容やリフォームする箇所を検討することが大切です。

また、水回りのリフォーム工事を一か所ずつ行うのではなく、まとめて同時リフォームをした方が工事費用を抑えられる可能性もあります。

数年置きにリフォームが必要になるのであれば、数か所まとめてのリフォーム工事を検討してみてもよいでしょう。

まとめ

水回りの設備は、10~20年を目安にリフォームを検討するとよいでしょう。

きれいな見た目の設備でも、排水管やコーキングが劣化し、水漏れや躯体の劣化といったトラブルを招く可能性があります。

このような事態が発生すれば、入居者からクレームが入り、場合によっては退去につながってしまうケースもあるでしょう。

また、せっかく費用をかけて水回りのリフォームをしても、空室対策につながらなければ意味がありません。

水回りのリフォームをするのであれば、入居者のニーズを調べ、そこに合わせた設備やデザインを採用することが重要です。

当社ランドネットでは、豊富な賃貸管理の経験から入居者のニーズをしっかりと把握しています。

より高い効果が期待できる水回りのリフォーム工事のご提案も可能です。

水回りが古くなり、リフォームを検討されているようであれば、ぜひお気軽にリフォームスタッフにご相談ください。

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監修者
徳永 光泰【株式会社ランドネット】
徳永 光泰【株式会社ランドネット】
多店舗展開の賃貸仲介・管理会社で統括マネジャーを経験!他、不動産ベンチャー企業で執行役員として創設期に携わり、大手不動産会社ではプロパティマネジメントに従事する。【資格】宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・公認不動産コンサルティングマスター【不動産業界歴】26年

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